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ドゥカート金貨の貨幣価値
DOLの世界共通通貨ドゥカートのお話です。
ドゥカート金貨はWikipediaによると3.4909グラムの金貨で、1140年にシチリアのルッジェーロ2世によって鋳造されたのを初めとするようです。

というわけでこのドゥカート金貨、どのぐらいの価値があったんでしょうか。色々と調べてみました。


まず初めの資料は「オスマンvsヨーロッパ トルコの脅威とは何だったのか(新井政美著 講談社選書メチエ)」。
オスマン帝国とハプスブルク家、カトリック、プロテスタントなどとの関係がわかりやすく書かれている本でして、なかなかに面白い本です。

早速ドゥカートが出てくる一節を引用してみます。

オスマン帝国によるこのハンガリー領有は、1547年にカール5世との間に結ばれた条約によって確認される。一方ハプスブルク家はその条約で、ハンガリー北辺の領有を認められた代償に、毎年ヴェネチア金貨で三万ドゥカトの貢納金を、オスマン政府に対して支払うことを約束させられたのであった。(P153)

北辺というとかなり狭い地域のような感じがしますが、本に載ってる地図を見る限りでは、アドリア海からドナウ川を越えて、現チェコ当たりまで細長く延びるかなり広い領域です。
この土地の一年間の地代が年30KD。


次の資料は「大航海時代とモルッカ諸島(生田滋著 中公新書)」。
書名の通りの本です。スペインとポルトガルのクローブを巡るあれこれについて書かれています。
ドゥカートについての記述は、サラゴサ条約におけるモルッカ諸島の帰属に関する部分で出てきます。DOLで言うとテルナーテとかあのあたりですね。

カール五世はマルコ諸島(モルッカ諸島)に対する領有権その他いっさいの権利をジョアン三世に対して35万デュカットで売却すること、、(後略)(P186~P187)

この本では35万ドゥカートがどの程度の金額だったかを知るために、いくつかの比較対象が上げてあります。
それによると
1526年にイザベルがカール五世と結婚したときの婚資:95万D
1524年にヴァスコ・ダ・ガマの航海でかかった費用:20万D
1528年にヌーノ・ダ・クーニャがディヴを占領するのにかかった費用:20万D
(P187)
350Kって言うと、DOLだと安めのノーマルカロぐらいのお値段でしょうか。リアルだとテルナーテの旗が変わるぐらいの破壊力だったようです。


最後の資料は「シリーズ港町の世界史1 港町と海域世界(歴史学研究会編 青木書店)」。
この本はまだ通して読んでないんですけどね。ドゥカートが出てきそうな部分だけ呼んでます。シリーズ3部作構成になっている本でして、面白そうなので他の2冊も買おうかと検討中。

この本では交易品の値段が出てきます。

まずはヴェネチアからオスマンに売られた金糸入り絹織物のお値段。
1ピッコの絹織物を150アスプリで売却。
1ピッコ≒64センチ
150アスプリ≒3.2ドゥカート
つまり高級絹織物が64センチあたり3.2ドゥカート
(P310)

次は毛織物の染色に使っていたミョウバンのお値段。
借金の担保として取られたミョウバンの引渡し価格、これが1カンターロにつき1ドゥカートと書かれています。(P346)
このカンターロという単位なんですが、ちょっと根拠が怪しいネットソースによると、おおよそ226kgに当たるようです。
また、cantaroというのはスペイン語で壷とかピッチャーとか言う意味だそうでして、おそらく交易用の大き目の壷一つ分ぐらいを表す単位なんだろうと推測されます。


以上、ドゥカートが出てくる部分をいろいろと抜き出してみました。
ゲーム内のドゥカートの貨幣価値とは大分かけ離れてる感じですね。金貨ですから1枚でもかなりの価値だったようです。

それはさて置き、これ書くのに色々調べてたらリアルのドゥカート金貨ってのを入手したくなったんですが、いくら位で買えるんだろう、、
高いんだろうなあ、、


コメント
この記事へのコメント
どうも、こんばんわ、初めまして

さて、ドゥカート金貨の価値について、自分の知る限りのことをお話します。
まず、金の純度は0.997だそうで、これはほとんど純金と同じそうです。

比較対象

ガレー船一隻の維持費(年)    6000D
フィレンツェの軍事費(年)    800000D
会戦一回の費用         300000D
ヴェネツィア書記官長年給      300D
結婚時、持参金平均額         74D
上の最低額               10D
最高額                 800D
造幣局の年間作成金貨    1000000D
            銀貨    200000D
貴族の身分を買う値段     100000D
兵士の給料  士官          25D
        下士官          10D
ヴェネツィア軍事費(年)   2390000D
市民平均月収              2D
牛肉1ポンド3ソルディ(124ソルディ=1D)
免罪符                  6D
但しヴェネツィア軍事費は18世紀前半の物
知る限りではこんな感じです。
2007/05/21(月) 01:45:56 | URL | アーカントス #-[ 編集]
追記 他の資料が出てきたので載せます
すべて年収です
国営造船所の技師長       100D
         未熟練工  16~20D
ガレー船漕ぎ手           20D
手工業職人             50D
商船の船長            100D
ブルジョワ            10000D
基準としては一家が一年に暮らすのに家賃を除き15~20Dあれば十分な生活ができる。
年収1000以上を上流階級とし、中の上100、中の下が50の年収らしいです
あと、リアルでドゥカート金貨が欲しいなら
エジプトやトルコなど、オリエント地方の方が多いそうです。(まぁヴェネツィアの交易先ならあって当然だしね)
2007/05/21(月) 02:05:27 | URL | アーカントス #-[ 編集]
どもども初めまして、詳細なデータありがとうございます!
ざっと見たところ今の感覚で言うと1Dが数十万って所ですかねー
2007/05/21(月) 23:50:35 | URL | ヘンリー・リーマン #aYpzl2JE[ 編集]
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sirakawa/E034.htm
にDucat金貨の画像や、
当時の価値が書かれていますよ。
この金貨、4~5万円位で入手できます。
2007/06/12(火) 19:04:13 | URL | とおりすがり #-[ 編集]
どもども
結構手ごろな値段で手に入るんですねー
10万オーバーとかかなーと思ってましたよ
2007/06/15(金) 00:09:35 | URL | ヘンリー・リーマン #-[ 編集]
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