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お勧めの本 「博士と狂人」
博士と狂人 ~世界最高の辞書OEDの誕生秘話~
サイモン・ウインチェスター 著
鈴木主税 訳

オックスフォード英語辞典、通称OED(Oxford English Dictionary)の誕生秘話についての本です。

まずOEDについて説明しますと、編纂に70年もの時間を費やし1927年に完成が宣言された全12巻(第二版は全20巻)からなる英語の集大成とも言える、まさに大辞典です。またその一冊一冊は「墓石」と揶揄されるほどの大きさと重量を誇り、学生時代にレポートを書くためのコピーをとるときにものすごく苦労した思い出があります。

さて、このOED、なぜここまで編纂に長い時間がかかり、ここまでのボリュームになったかという理由は、その編纂方針にあります。
OEDは古今東西を問わず、英語で書かれた全ての文献に使われている単語を収録することを方針とし、さらにその全ての単語のそれぞれの意味について最も古い用例をピックアップして辞典に掲載する、、、という狂気の沙汰としか思えないような方針にのっとっていたからです。

このような編纂方針のため、その作業には大勢の人数の協力が必要であり、多くの協力者に用例を探して送ってもらうという方法を用いていました。今で言うところのwikiみたいな物かもしれません。
さて、OED編集作業の中心人物であるジェームス・マレー博士、彼の元には協力者から用例が送られてくるわけですが、その協力者の中にウイリアム・マイナーという人物がいました。マイナーは多くの用例を送ってくれる強力な協力者でしたが、マレー博士は一度も彼に会ったことが無く、その正体も謎でした。ある日マレー博士は彼に会いたいと思い立ち、手紙の差出人の住所を尋ねます。しかしそこにいたのは、、、

本の題名から展開は読めるかと思いますが、非常に面白い物語です。文章もこなれた翻訳がされていて、さくっと読めます。

さて、最高の辞典といわれるOEDですが、この辞典では言葉における重要な部分が抜け落ちています。
言葉を使う上で最も多く使われる分野、「話し言葉」が無視されています。もちろん日常会話が記録に残ることはまずありませんし、全ての話される言葉から用例を抜き出し、、という作業は不可能です。
しかし、話し言葉は書き言葉よりも変化が激しく、書き言葉に先立って変化が起こるため、言語の研究をするうえで非常に有用であり、また面白い分野であると言われています。

最近では「書き言葉」とは違う、どちらかというと「話し言葉」の性質に近い言葉が、掲示板やチャットで交わされています。DOLでもチャットログ残りますし。
このあたりのログをOED的な手法で編纂したら面白いものができるんじゃないかと思う今日この頃です。特に2chの大量のログなんて宝の山だと思うんですが、、、誰かやらないかな、、、
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